【北京8月14日】北京市政交通一卡通公司は8月14日（月）、房山線におけるスマートフォン版「一卡通」（交通カード）の試験的導入を経て、同日より北京の地下鉄全線にてスマホ一卡通の利用が可能になったとした。

同社によると、スマホ一卡通は発行手続きやチャージが便利なうえデポジットも不要、わずか1カ月の試用期間中に利用者は20万人増となった。

一方、スマホ一卡通アプリのダウンロードはNFC搭載型の携帯に限定されており、シャオミ（小米）、ファーウェイ（華為）、サムスン、ノキアなど約160機種で利用できるが、目下、中国地区の「iPhone」には公共交通領域のNFC搭載がないため、利用できないとしている。また、スマホ一卡通はWifi未接続の状況下でも利用できるが、オンラインチャージの際はWifiへの接続が必要となる。

なお、詳しい使用法については、北京地下鉄全線の274駅にて説明書「手機一卡通使用説明手冊」を配布している。

～北京天津ジャピオン2017年08月21日号～