【北京4月18日】北京では、4月16日(日)までに、今年に入ってから計9件の鳥インフルエンザH7N9の発生および、関連する10例の症例が報告された。そのうち4例は北京での症例で、6例は地方から北京に来て診断されたものだった。
調査によると、北京市で発生した鳥インフルエンザH7N9の症例は全て、河北省の行商が扱った生きた鶏との接触歴があった。このことから、北京で今後も症例が散発的に発生する可能性があり、加えて地方から北京へ受診しに来る患者も多いことから、輸入性症例の発生リスクも高い。
WHOによると、ヒトへの感染症例のほとんどは、H7N9ウィルスに感染した家禽や汚染された市場を通してであり、ヒトからヒトへの持続的感染は確認されていない。
~北京天津ジャピオン2017年04月24日号~