熱中症や痒みに「十滴水」
――先生、今日は「十滴水」という商品をご紹介いただけるそうですね。初めて耳にしますが、どんな商品なんですか?
先生 はい、「十滴水」とはこげ茶色の液体で、大黄・ハッカ油・シナモンなど、数種類の漢方薬をブレンドしたものなんです。脾臓を健やかにし、身体から熱を発散させる効果があります。
――具体的には、どんな症状に効くんですか?
先生 熱中症によるめまいや吐き気の症状が表れたら、1回1本飲んでください。続けて飲む際には4~5時間は間隔を空けてくださいね。それでも症状が改善しない場合は、病院へ行ってください。また、十滴水はアルコールを含んでいるため、車を運転する方や高い場所で作業を行う方は注意が必要です。
――なるほど。常備薬として置いておくと、安心かもしれませんね!
先生 はい。実は、別の使い方もあります。蚊に刺されたり、湿疹ができた部分に塗ると、患部が赤く腫れるのを防いでくれます。直接手で塗っても、綿棒に浸して使ってもいいです。1~2回使用すれば、痒みが取れると思います。ただし、お子さんは大人に比べて皮膚が弱いため、水で2~3倍に薄めて使ってください。あとは、入浴時にバスタブに1本入れると汗疹の予防になるので、ぜひ試してみてくださいね。
~北京天津ジャピオン2017年08月21日号~