北京大興国際空港の工事完了 9月の開港に向けて準備も着々

【北京6月30日】北京大興国際空港が6月30日(日)竣工し、現在9月のオープンに向けて交通網の整備などが進められている。

地下鉄路線は6月15日(土)に新空港線の試運転を開始。開港後は市中心部まで約30分で行けるようになる。駅のインフォメーションには旅行客のために翻訳機が置かれ、英、仏、独、露、日、アラビア語など34か国語に対応する。また広東語や四川語などを普通話に翻訳もできる。

高速道路は完成すると空港から南5環までを約20分でつなぐ。北京西駅には50分、北京南駅には40分、首都国際空港までは70分ほどで到着する見込み。

バスは北京市内の各鉄道駅へ向かう路線の他にも、市内への深夜便、廊坊、天津、石家庄などへ向かう路線が計画されている。

6月30日には中国東方航空と中国南方航空の拠点として、乗務員宿舎や貨物輸送施設なども同時に竣工した。

中でも中国南方航空は、乗り換え客が空港で夜を過ごすために868室の4つ星ホテル級の部屋を無料で提供したり、ICチップを埋め込んだRFIDタグを採用し、預け入れ荷物を微信の公式アカウントから追跡できるようにするなどの新機軸を打ち出している。

 

~北京天津ジャピオン2019年7月8日号~

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