北京2月のPM2.5平均濃度 コロナ規制下でも約2割上昇

【北京3月24日】中国生態環境部は3月24日(火)、北京市の4月のPM2.5平均濃度が前年同期比で18.9%上昇の1立方メートルあたり63㍃グラムだったと公表した。

同部によると、今年1~2月の北京の優良天候日数は76.7%、PM2.5の平均濃度は1立方メートルあたり61㍃グラムで、前年同期比で15.1%上昇していた。

今年2月は新型コロナウイルス感染症流行期間にあたり、交通や工事現場、企業が停止していたのに対し、PM2.5平均濃度が上昇したことについて、同部は2月10日(月)、11日(火)の企業・工業再稼働に伴い市内の交通量が顕著に増加し、二酸化窒素濃度が上昇、硝酸の比率が大幅に上昇したことが要因だと分析している。

一方、専門家は北京・天津・河北地区では秋冬期に工業と集中暖房が排出した大気汚染が滞留し、気象条件が不利に働いたことが原因だと指摘している。

 

~北京天津ジャピオン2020年3月30日号~

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