デリバリー、パトロールを無人化 経済技術開発区、ICV拡大へ

【北京5月25日】北京経済技術開発区科技創新局副局長は5月25日(火)、「第8回国際インテリジェント・コネクテッド・ビークル技術年会」の席上で、同区内の北京高級別自動運転示範区にて自動運転デリバリーカー、パトロールカーなどの“インテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)”の採用を拡大すると発表した。

同日、国内で初めてライセンスを獲得した無人デリバリーカー企業として、「京東」、「美団」、「新石器」に同区内での営業許可が下りた。

同区ではICV企業に対し、投資額の30%の資金援助や最高300万元の奨励金を設けるなど、様々なシーンにおけるICVの導入を積極的に推進している。具体例を挙げると、総面積11平方キロメートルに及ぶ南海子公園での自動運転タクシーや無人販売カー、無人清掃車などの導入、経済技術開発区の商業圏、スーパー、住宅区、産業園区における自動運転デリバリーカーを利用した物流・デリバリーサービスの導入、産業園区50カ所での軽食、飲料などの食品及び日用品の自動運転販売カーの導入、経済技術開発区におけるIC公共バス5本の開通など、ICVを活用した20項目を実現するとしている。

~北京天津ジャピオン2021年5月31日号~

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