【北京4月8日】中国教育部留学服務中心は最近、「2022中国留学帰国就業青書」を公布した。
同青書は21年に海外留学し、帰国した中国人の調査データに基づくもので、帰国者の基本情報や就職状況、希望就職先などをシステム分析している。
これによると、留学後の帰国者の数は引き続き増加しており、帰国者の勤務地は北京が50%超を占めていることがわかった。また、国有企業で働く帰国者が49.94%を占めた。
基本情況においては、帰国者のうち女性が56.57%だった。年齢別では20~30歳が最も多く、このうち修士学位が76.04%を占めた。博士学位は15.77%だった。
なお、留学先は57カ国及び地区、中国香港、マカオ特別行政区に渡る。博士学位の帰国者のうち、博士学位を取得した国は米国が30.15%、日本が8.87%、英国が7.89%だった。また、修士学位の帰国者のうち、学位を取得した国は英国が37.51%、米国が19.37%、オーストラリアが16.07%だった。
留学服務中心によると、21年の留学者数は20年比で約4万人増加。留学後の帰国者が増えた要因について、国内の人材政策とコロナ禍を挙げている。
~北京天津ジャピオン2023年4月17日号~