【北京8月10日】台風5号“トクスリ”による豪雨の被災地となった房山区、門頭溝区で、ドローンが活躍していたことがわかった。
房山区、門頭溝区の一部の地区では7月29日(土)~8月2日(水)の期間、山間道路が損壊し、人や車が通行不可となり、外部との通信が遮断されるなど深刻な状況に陥っていた。そこで村民への食品や生活用品などの救援物資を運搬するため、ドローンを活用。房山区商務局副局長によると、房山区では14機のドローンを利用し、11の村の通信設備、緊急用の電源、食料、薬品など合計632.5キロ分の物資を被災地に届けた。
北京市応急管理局関係者によると、今回の災害に際し、ドローンを使って運搬した救援物資は1.5トンに及ぶという。
ドローンは通常、雨天の可視度、高圧線のない場所、往復50キロ前後など各種条件を必要とする。
~北京天津ジャピオン2023年8月21日号~