北京市政府は4月16日(火)、「タクシー管理運営サービスレベル強化に関する意見」を発表した。その中で、最も注目されるタクシー料金の値上げの有無について、料金体系は燃油価格と連動したシステムで調整が必要だとした。
北京市交通委員会のスポークスマンは同日の会見で料金調整は行う予定であるとし、値上げにより増加した収益は全てドライバーに還元し、いかなる理由であってもタクシー会社の利益にしてはならないとした。
また、「料金調整は早急になされるべき」との発言もあり、一部メディアは、6月にも料金の値上げが実施されるのではないかと推測している。
北京市内のタクシー料金は7年間変動しておらず、低賃金を嘆くタクシードライバーの間では値上げに喜ぶ反面、乗客が減ってしまうのではないかとの不安も出ている。
(4月17日)
~北京ジャピオン2013年4月22日号