シックな装いの麺処
ラーメン屋だと一目で分かるような暖簾も看板もなく、アンティーク調の木彫りの看板が入口にひっそり掛かる。
黒を基調とした店内の壁一面にボトルが並び、まるでショットバーのような雰囲気。
オープンから約4カ月、口コミで評判を上げている「面屋 燕」だ。
同店のイチオシといえば、静岡県御殿場の某有名ラーメン店直伝のこってり「とんこつ醤油」(小/38元、大/48元)。
とんこつと野菜各種を6~7時間じっくり煮込んだスープは、濃厚にしてまろやか。
オリジナルの太めの縮れ玉子麺との相性もぴったりだ。
表面を焼いたチャーシューも香ばしく、こってりスープの旨味に一役買っている。
昆布ダシの鶏ガラ塩
とんこつ醤油と並ぶ二枚看板が、鶏ガラ白湯(パイタン)スープの「塩ラーメン」だ。
大連産の最高級昆布で取るダシは、上品にして味わい深い。
こちらは縮れ細めんを使用、チャーシューの味も薄めに仕上げている。
飲んだ後の腹ごなしに調度いい塩梅だ。
同店では、「キムチ」、「塩キャベツ」(各18元)といった軽いつまみ、パリパリ薄皮の手作り「焼き餃子」(18元)、「アサリの辛味炒め」(35元)などの居酒屋的なサイドメニューも充実。
「仕事帰りに少人数で一杯飲んで、〆のラーメンも楽しめる。そういうお店を作りたかったんです」とオーナーの徐さん。
まずは自家製つまみで一杯、夜も更けたら〆のラーメンと行こうか。
info
住所:朝陽区関東店1号楼2単元
電話:182‐1103-8823(日本語可)
営業時間:11時~翌0時
席数:12席
予算:昼38元~、夜100元
~北京ジャピオン2012年9月17日号