本場の家系ラーメン
ラーメンにうるさい北京在住の日本人も一目置く、横浜〝家系〟ラーメン店「吉村家」。今年6月、満を持して大望路エリアに2号店をオープンした。
同店の自慢の一品は、今回半額で提供される「醤油ラーメン」。上質な豚骨と鶏ガラを8時間煮込み、香ばしい焦がし醤油を加えた豚骨スープは、濃厚でコク深く仕上がり、最後まで飲み干したくなること必至だ。
しっかりとスープに絡むストレート太麺は、もっちりしてコシも十分。
火の加減だけでなく、スープをかき混ぜる回数にもこだわり、「本場横浜の〝家系〟ラーメンに少しでも近づけたい」というオーナーの心意気に違わぬ、絶品ラーメンを心の底から味わいたい。
アツアツ鉄板料理を
1号店に比べ座席数を大幅に増やし、居酒屋メニューも充実する2号店。
オススメは、信州産の完熟赤味噌やハチミツ、酒などに一晩漬け込んだ柔らかい鶏肉がジューシーな「味噌漬けチキンステーキ」(48元)に、大阪名物「トンペイ焼き」(36元)、表面がカリッとした「鉄板チャーシュー(38元)」など、アツアツ焼きたての鉄板料理の数々。
トロ~リチーズと軟骨のコリコリ感が癖になる手作り「つくね串」(8元)などの串焼きも4元~楽しめ、会社帰りのサラリーマンに人気の酒のアテとなっている。
お尻がピッタリ収まるように削られた特注の木製イスにゆったりと座り、至極のラーメンを食す――そんな秋の夜長の過ごし方も乙と言えよう。
info
吉村家
住所:朝陽区西大望路1号温特莱中心A座104
TEL:6538-8900、182-0135-9800(日本語可)
営業時間:11時~23時(ラストオーダー22時半)
席数:140席、半個室6
予算:昼35元~、夜100元
~北京ジャピオン2013年11月4日号