隠れ家的な社交場
サラリーマンで賑わう新源里の喧騒から、ちょっと離れたところに佇むバール「クック・ブー」。
ワインやビールに合う肉料理をテーマにした、大人が寛ぐ隠れ家的サロンだ。
店内には心地よいジャジーな音楽が流れ、シックな和モダン空間にホッと一息。
まずはビールで一杯…と行きたいところだが、ここではカジュアルに味わえる20種類以上のワインからチョイスしたい。
店長の目黒さんが「今回、何杯でも半額にします」と言う「グラスワイン」は、定期的に訪れる日本人ワインエキスパートをもうならせた新疆産の白と、コク深い豪州産フルボディーの赤を用意。
料理に合わせ交互に楽しみ、赤と白が織りなす至福の時間を過ごしたい。
多彩な肉料理が躍る
料理はとにかく肉のオンパレード。
豚肉と鶏肉をメインに、牛肉、羊肉、鴨肉、さらには馬肉までメニューに躍り、その日の気分にマッチした肉料理が必ず見つかる。
オージービーフのランプを使った「イチボのステーキ」(78元)は、12月のイチオシ料理。
肉質がきめ細かく柔らかで、赤ワインのボルドータイプにピッタリだ。
また大ぶりの野菜と豚肉をじっくり煮込んだ「塩豚ポトフ」は滋味深く、冬に味わいたい逸品。
サイドメニューも豊富で、「燻製カマンベール」は頬張ると、口いっぱいに凝縮された濃厚なチーズの味と燻製の香りが二重奏を奏でる。
寒い冬の夜は、ワイングラス片手に、肉料理とともに大切な人と語り合おう。
info
Cook Boo
住所:朝陽区新源里甲1号(左家庄路口)
TEL:6462-5800
営業時間:17時半~翌1時半(ラストオーダー翌1時)
席数:35席、半個室4
予算:150元
~北京ジャピオン2013年12月09日号