高温の特製油で揚げたサクサクの衣が、素材の旨味を閉じ込める
老舗〝稲ぎく〟の味
天婦羅懐石「喜一郎」。創業100年以上の歴史を持つ江戸前天ぷら「稲ぎく」の三代目・浅野喜一郎料理長の店だ。
天ぷらの揚げ方のコツは〝音〟だという。最適な油の温度・時間を耳で判断しているそうだ。親子三代に渡って受け継がれてきた匠の技を感じさせられる。
初めての人は「レディースセット」(昼128元、夜168元)を注文するといい。メインの天ぷらに、刺身盛り、スープ、サラダ、梅酒が付き、〆に天丼か蕎麦が選べるコースだ。なお、女性を含むグループであれば男性も注文できる。
夏こそ、天ぷら
今週は、同店から2週間・昼限定の「特別天丼セット」が登場! 今が旬のキスやアナゴ、大葉を始め、車海老やパプリカ、アスパラなどがたっぷり載った贅沢な一杯を甘口の丼つゆでいただこう。
暑い季節だからこそ、夏バテ予防にはしっかり食べておきたい。同店では、コーン油、麺実油、ゴマ油をブレンドしたの天ぷら油を使用している。ゴマの香りを残しつつも、油っこさを感じさせないさっぱりとした味わいが特徴だ。揚げ物でありながら驚くほど胃にもたれないのだ。
また、抹茶塩やカレー塩、ジェノバソースなどの7種類のソースも用意しているので、味に変化がほしい際はぜひ試してほしい。新感覚の天ぷらに出会えるはずだ。
【info】
住所;北京市朝陽区甜水園街万科公園5号(NEW5)20号楼1階101
電話;010-6501-4377、158-1159-3936(日本語可)
営業時間;11時半~14時、17時半~22時(ラストオーダー)
席数;26席
予算;昼100元、夜300元
~北京・天津ジャピオン2016年8月15日号~