ボリューム満点ちらし

東大橋のＳＯＨＯ尚都に１号店を、好運街に２号店を構える「乾山寿司」。
２号店は個室を増やし、接待や商談などで会席料理や寿司・刺身を楽しむ駐在員たちの談笑が、あちらこちらで聞こえる。
魚介類はその多くを日本から仕入れ、「高級魚のキンキも用意してます」と、エグゼクティブ・シェフの王さんは素材と味に絶対の自信を持つ。
そんな王さん自慢の「ちらし丼」を、今回は特別価格で味わえる。
脂の乗ったカンパチに、身の引き締まったマグロ、大粒なイクラにタイなど、色といいツヤといい、見事な10種類の刺身が光輝く。
女性なら食べきれないほどの量なので、シェアが無難だ。

 

酒が進む創作料理

お酒が進むサイドメニューも充実する同店。
上質な抹茶と塩をブレンドした「抹茶塩」でいただく「蓮根と海老挟み揚げ」（45元）は、シャキシャキのレンコンとプリプリのエビ、サクサクの衣が三位一体となり、舌の肥えた客人を喜ばせる。
「芋まんじゅう」（38元）は、蒸したムラサキイモをカニ身で包みカラッと揚げた創作料理。
ほのかに甘いムラサキイモにカニの塩味を加わえ、マイルドな味わいに仕上げる――その絶妙なバランス具合に、日本料理一筋39年という日本人料理長の、巧みな腕前がうかがい知れる。
超軟水で仕込んだ純米大吟醸「酔心」（８８０元／７２０㍉）など、20種類の日本酒が待つ乾山寿司で、〝魚介の秋〟を楽しもう。

 

 

info
乾山寿司
住所：朝陽区朝陽公園路1号好運街A5
TEL：5867-0268（日本語可）
営業時間：11時半～14時半、17時半～22時半（日曜～22時）
席数：85席、個室8
予算：昼70元、夜250元～

 

 

 

～北京ジャピオン2013年10月7日号