お医者さんの御用達~第235回「ニンニク」

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ニンニクは身近な万能薬

――先生、中国は〝医食同源〟の考えが浸透していますよね。でも、何を食べればいいのですか?

先生 私が一つおすすめするとしたらニンニクです。ご存知の通り、ニンニクは生姜やネギなどと並ぶ中国料理には欠かせない薬味です。ニンニクはがんの予防や進行の緩和、アンチエイジング、血管系疾病の予防、殺菌消炎作用、糖尿病予防、肝機能の保護、風邪の予防、抗アレルギー、疲労回復など、身体の至る所に働きかけてくれます。そして、その働きを十分に発揮させるには生で食べることが重要なんです。

――えっ!? 生ですか?

先生 はい、生です。ニンニクの弱点は、その成分が熱と塩分に弱いこと。効果を最大限に引き出すためには、ニンニクを棍棒のようなもので小さく砕いて、そのまま10~15分ほど置いておきましょう。空気に触れさせることで、アリシンという成分が作られ、先ほどのような作用を生むのです。

――効果は魅力的ですが、やはり臭いが気になります…。

先生 それは当然ですね。エチケットとして、夜、家に戻ってから食べましょう。目安は1日1~2かけで十分です。ニンニクは一年中簡単に手に入る万能薬。健康維持のために、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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~北京・天津ジャピオン2015年8月17日号

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