マレーシア航空機の墜落を発表 乗客家族が大使館前で抗議活動

マレーシアのクアラルンプールで、3月24日(月)夜、同国首相による緊急記者会見が開かれ、8日(土)未明に消息を絶ったクアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便が、インド洋南部で墜落したとの見解を明らかにした。
同時にマレーシア航空は、乗客の家族らに対し、生存者がいる可能性はないと通知。
安否を気遣う乗客の家族が多く集まる北京市のホテル・麗都飯店では、失神する女性や号泣する男性などが続出し、市内のホテルで待機していた乗客関係者の4人が病院に運ばれ、105人がその場で治療を受ける事態となった。
翌25日(火)には、「我々は真相を知りたい」、「ダイヤの指輪を買ったよ、君にはめて欲しいんだ」といった内容のプラカードを掲げた乗客の家族らがマレーシア大使館一帯で抗議活動を行った。
乗客関係者の間では、今は賠償問題を話し合う段階ではなく、捜索を継続することが最も重要という意見が多数を占めている。
(3月26日)

 

~北京ジャピオン2014年3月31日号

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