5月23日(金)に開催された、北京市第14回人民代表大会常務委員会第11回会議において、「北京市動物防疫条例」が可決され、今年の10月1日(水)より施行されることとなった。
同条例では、飼い犬への狂犬病ワクチンの予防接種を義務付けると規定し、犬を連れての散歩など、外出時には、交付される予防注射済マークの取り付けが必要となる。
飼い主が予防接種を怠った場合は、1000元以下の罰金処分を科す。
現在北京では、飼い犬の登録数は約100万頭に達し、狂犬病の発症数が年々増加。
2012年の統計では、発症件数は13件となっている。
また、飼い犬を含むペットが死亡した場合、許可なくそのまま土葬するといった行為を禁止。
今後、ペットの遺体は、無害化処理認定施設に引き渡した上、火葬などの無害化処理が必要となる。
そのほか、動物病院における動物の売買や養育も禁止され、違反した場合は、最高で5万元の罰金が科される。
(5月24日)
~北京・天津ジャピオン2014年6月2日号