北京で今年一番の激しい雷雨 一晩で落雷6790回を記録

北京市は6月17日(火)の未明から明け方にかけて、猛烈な雷雨に見舞われた。
この大雨で市内全域の電力観測所が観測した落雷回数は6790回を記録し、今年の夏入り後、最も落雷の多い雨となった。
市気象台の責任者によると、最大降水量が観測されたのは朝陽区の王四営地区で、92㍉を記録。
今回の雷雨で降水量が50㍉以上に達し、「暴雨」と判断された市内の自動観測所は24カ所で、市では今年最大規模の暴雨となった。
ほかにも稲光の発生回数が1951回で今年最多となるなど、複数の記録を残した。
また、市水害干ばつ被害防止指揮部事務所は、同日明け方4時頃、東城区の北新橋など市内3カ所で30~70㍉程の道路の冠水を確認。
市排水グループが排水作業にあたり、6時半頃復旧した。
市気候センター専門家は、今年6月の北京は雷や大風、雹などを伴う局地的な雷雨が多いが、7、8月は市全域で一過性の降雨が発生するとの見解を示している。
(6月18日)

 

~北京・天津ジャピオン2014年6月23日号

 

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