【北京3月29日】北京中心区では3月28日(土)13時前後に、浮遊粒子状物質〝PM10〟濃度が1立方㍍あたり1200マイクロ㌘に達した。
同日は、朝8時から強風により市を覆うスモッグが吹き飛ばされ空気質量は好転、しかし黄砂の到来と共に、11時には中心区が一面の砂塵に覆われ、北京市環境保護監測センターは砂塵注意報を発令した。
12時には、市内12カ所の観測点でPM10濃度が1立方㍍あたり1000マイクロ㌘を突破した。
携帯電話の空気汚染指数アプリでは、PM10濃度が最高値を超過したため、数値表示が不可となった。
北京市環境保護監測センターによると同日13時、市内中心6区の平均PM10濃度は1206マイクロ㌘に達し、密雲、懐柔区などの東北部では最高1340マイクロ㌘を記録した。
黄砂日となったのは今年に入って5度目で、今回はPM10濃度平均が最高値だった。
なお、同時刻のPM2・5濃度は低く、〝優良〟レベルだったとしている。
~北京・天津ジャピオン2015年4月6日号