今年一季度のPM2・5濃度 前年比19%減も目標に届かず

【北京4月21日】北京市環境保護局は近日、2015年一季度(1~3月)の北京のPM2・5濃度が19%下降したと発表した。
今年一季度、北京の微小粒子状物質「PM2・5」、直径10ミクロン以下の粒子状物質「PM10」、二酸化硫黄、二酸化窒素の4項目の汚染物質の累計濃度はそれぞれ1立方㍍につき92・7、125、28、58・3マイクロ㌘で、前年比19%、8・8%、42・9%、11・4%減、空気汚染日は13日間で前年比7日間の減少となっている。
北京市環境保護局局長は空気レベルが好転した要因として、大規模な石炭燃焼ボイラーの閉鎖、建設工事の減少、気象の拡散条件が前年より良好であったこと、と分析した。
また、同局長は、一季度のPM2・5は前年より大幅に減少したものの、「前年比約5%減(PM2・5の年間平均濃度1立方㍍につき81・6マイクロ㌘)」の年度目標には程遠いとして、大気汚染防止策を厳格化していくとしている。

~北京・天津ジャピオン2015年5月4日号

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