偽ガイド横行で政府が防止策 故宮専用ガイドの養成スタート

【北京1月14日】故宮博物院と北京市旅遊発展委員会は1月13日(水)、合同で「旅行業従事者レベルアップ工程―故宮解説養成プロジェクト」の始動式を開催した。
近年、北京市の各観光地では偽ガイドや違法ガイドによる秩序混乱が横行。故宮は同プロジェクトにより、初回に「宮廷専門ガイド」約600人の養成に着手し、専門ガイド人数が2000人に達したところで養成講座に参加していないガイドによる故宮の解説を禁止するとしている。
現在、北京の3・8万人の正規ガイドのうち、3・5万人が初級ガイド資格しか持たず、市内のガイドの80%が30歳以下で、経験及び歴史に対する知識に限りがある。
また、故宮を皮切りに、今後は長城、頤和園、天壇、明十三陵などの北京の世界遺産6カ所でも正規ガイドのレベルアップを図るとしている。

 
~北京・天津ジャピオン2016年1月25日号

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP