【北京1月27日】近日、ネット上で北京の病院で若い女性が〝掛号(受診の際に必要な受付登録)〟をめぐって激怒している動画が話題となったことを受け、北京市衛生と計画生育委員会は1月26日(火)、〝掛号〟を売買する現象及び医療機関内部の人間が違法にこれらと結託する行為について法的処置を採用すると回答した。
動画の事件は1月19日(火)、中国中医科学院広安門医院のロビーで発生したもので、女性が受診受付窓口に向かって「300元の〝掛号〟に4500元かかるって、庶民の診察がこんなにお金も労力もかかるの!?」と怒鳴り、〝掛号〟のダフ屋に怒りを露にしている。また、やりとり中で女性は、病院とダフ屋が裏で繋がっていること、警備員がダフ屋を阻止しないことに疑問を呈していた。
広安門医院によると、初期調査では警備員による違法行為やその証拠はなかった。また現在、警察が調査を進めており、最終結論は警察の調査によって確定するとしている。
~北京・天津ジャピオン2016年2月1日号