禁止商品の胎児性別判定キット「科学的根拠はない」と専門医

【北京5月7日】今年5月1日(日)より、国家の新規定により非医学需要の胎児性別判定キットが禁止されたにも関わらず携帯アプリのウェイシン(we chat)などで販売されるなか、産婦人科医は同商品の性別判定は信用に値しないことを指摘した。

ネットで販売されている胎児性別判定キットは100~300元で、中には〝精度95%前後〟と謳っている商品もある。

河北省保定市三医院産婦人科医よると、目下、胎児の性別が最も正確に調べられるのは超音波検査のみで、特殊な状況を除いて精度はほぼ100%だと指摘。ただし、妊娠5カ月以上ではじめて高い精度に達するとしている。また、尿検査は尿中のヒト絨毛性ゴナドトロピン(HGG)により妊娠の有無が判別できるが、胎児の性別が分かるという科学的根拠はないと話している。

~北京・天津ジャピオン2016年05月16日号~

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