八達嶺野生動物園で死傷事件猛獣区で下車し、虎に襲われる

【北京7月24日】延慶区の「八達嶺野生動物園」内で7月23日(土)、虎に襲われ1人が死亡、1人が重症を負う事故が発生した。

目撃者によると、被害者の2人は自家用車で猛獣区東北虎園に入り下車、園内の2頭の虎に襲われた。重症を負った女性は救急車で延慶区人民医院に運ばれ救急治療を受けた後、北京大学第三医院に移送された。同院の医師によると、患者の心臓及び脳血管に異常はないが、親族の話では全身に傷を負っているという。

延慶区医院宣伝部は事件発生後、救急治療員を組織し、関連部門による連合調査グループが事件が発生した原因の調査を進めている。また、同園に対し、営業停止命令を発令、調査への協力と観光客の安全のための整頓を行うとしている。

「八達嶺野生動物園」では、2012年10月に華南虎区にて観光客が車から降りた際に虎に顔を咬まれ負傷、14年8月にベンガルトラ区にて巡回員が虎に襲われ死亡する事件が起きている。

~北京・天津ジャピオン2016年8月1日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP