【北京8月3日】豊台区南四環外の建材卸売り「聊城五金批發市場」で8月2日(火)21時頃、大規模な火災が発生した。
被害面積は約2200㎡にわたり、現場には北京消防局から75台の消防車と約450人の消防員が駆け付けた。
出火はB区の電子機器商店から発生し、B区、C区はほぼ全焼。目撃者によると、現場には高さ十数メートルに及ぶ火の手と黒い煙が濛々とたちこめ、鼻をつく異臭が漂い、時々、バリバリという音が響いていたという。同日23時50分頃、火は消し止められた。なお、火災の原因と損害状況は現在、調査中だとしている。
付近の住民によると、市場の建材は主にトタンで、店舗は主に電線やペンキ、水道管などの建築材料を販売、大量のビニール製品を扱う業務用品店も多く、燃えやすく爆発しやすい物品が堆積していたとしている。
同市場は劣悪な環境などを理由に、2014年より3回に渡り工商部より改正命令が下され、罰金が科されていた。
~北京・天津ジャピオン2016年8月8日号~