北京市、交通事故後の罰金強化 軽い接触事故による渋滞緩和へ

【北京8月20日】北京市は8月20日(土)より、自動車の軽い接触事故後に速やかに移動せず渋滞を引き起こした場合、運転手に200元の罰金を科すとした。

「中国道路交通安全法」によると、道路上で事故が発生し軽い損害及び基本事実が明確である場合、当事者は先に現場を離れ、後に協議による処理を行うよう明確に規定している。一方、交通管理部門が近年、交通渋滞の原因の分析を行ったところ、21%が交通事故によるものであることが判明した。北京の主要道路において、朝晩のラッシュ時に車両による軽い事故が発生し車両を移動しなかった場合、2分間で2kmの渋滞を引き起こしているという。

交通管理部門は、事故後に当事者が証明書を受け取っておらず現場を離れるのを拒否した場合、交通警察が現場に到着後、当事者に200元の罰金を科すと強調。また、事故後にハザードや三角表示板を使用しなかった場合も200元の罰金を科すとしている。

~北京・天津ジャピオン2016年8月29日号~

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