北京住宅区でゴミ分別推進化 顔認識によるポイント制も登場

【北京7月6日】上海市で7月1日(月)、ゴミ分別に関する新条例「上海市生活垃圾管理条例」が正式に施行されたのを受け、北京市内の一部の住宅区でもゴミの分別が試験的に導入されている。

東城区建国門街道の雅宝公寓では最近、ゴミ回収所に棚が設置され、部屋番号が記載された小型の生ゴミ専用ボックスが登場した。各ボックスにはICチップが埋め込まれ、ゴミ収集時に各世帯にポイントが加算されるという。また、高温により生ゴミが腐乱しやすく、ボックスが臭うことから、スタッフが毎回ボックスを洗浄するサービスも実施している。

同じ街道にある外交部街33号院では、6つのスマートゴミ回収ボックスが登場。顔認証や指紋による識別が可能で、QRコードでポイントが貯まる仕組みとなっている。

東花市街道の富貴園一区では、ゴミ回収所に2つの大型の「その他」のゴミボックスと小型の生ゴミボックスを設置。前月のゴミ回収量を明記している。また、生ゴミの臭いを消すために毎回、天然アミノ酸、クロロゲン酸など天然成分を使った消臭剤を噴射している。

東城区では目下、複数の住宅区でゴミ分別が浸透、生ゴミの分別率は10%を超えている。

 

~北京天津ジャピオン2019年7月15日号~

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