1歳の幼女誘拐事件が一転 虚偽の通報で父親を逮捕へ

【北京11月1日】西城区紅居街11号楼付近で10月27日(木)16時頃、1歳の幼女が行方不明となり、警察は公式ウェイボー(微博)上で情報公開し、緊急で捜索を開始した。

担当した民警によると、幼女は女性により連れ去られており、女性の顔写真及び名前や本籍地、身分証番号などの情報が公示された。知人の話では、幼女の父親は男手ひとつで娘を育て、女性の友人に子どもの世話を頼んだところ、その女性に連れ去られたとしていた。

ところが10月31日(月)、公安部の児童失踪情報緊急発表サイトが伝えた情報によると、児童誘拐売買の疑いがあった同事件の幼女は杭州の民警により見つけ出され、事件は児童誘拐売買ではなく、家庭内のもめ事が原因であることが判明。幼女を連れ去ったのは実の母親で、母親が娘を連れて出て行ったため、父親は警察に嘘の通報をしていたことがわかった。

父親は目下、虚偽通報の容疑者として西城公安分局に拘留されている。

~北京・天津ジャピオン2016年11月07日号~

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