離陸後の国際貨物航空機が発火 管制塔、14分間の指揮で一件落着

【北京12月6日】北京発―韓国仁川(インチョン)行きの国際貨物航空で12月1日(木)、離陸後に左側エンジンから火が上がり、華北空港管理局管制員の指揮により空港及び空中の65便が避難する事件が発生した。
華北空港管理局によると、問題の航空機は当日22時20分、北京首都空港を正常に離陸したが、離陸後100mの地点で管制員が左側エンジンから発火していることに気付き、直ちに同機の乗組員に通報した。その後、エンジントラブルが確認され緊急事態を報告、首都空港への着陸を要求していた。エンジン発火から2分が経過していたことから、管制員はほかの航空機に避難を指揮すると同時に、レーダーを使って当機を誘導。その間、首都空港の全便が離陸を禁止された。主任管制員は緊急処置案に則して消防、救急隊を出動。管制塔は空中及び空港の駐機場の航空便に対し、避難指令を発令した。
離陸からわずか14分後の22時34分、当機は安全に着陸したとしている。

~北京・天津ジャピオン2016年12月12日号~

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