大学生の心理・精神障害増加で海淀区が相談センターを設立

【北京5月25日】中国の〝5・25全国大学生心理健康日〟を受け、海淀区衛生和計画生育委員会は5月25日(木)、大学(専門学校、職業学校を含む)心理健康サービス連盟を正式に設立した。

国家衛生和計画生育委員会が公表したデータによると、目下、中国の気分障害有病率は4・06%(そのうち鬱病は3・59%)、不安障害の有病率は4・98%で、年々増加傾向にある。中でも大学生は学業や就職のストレスの影響を受け、心理的な問題や精神障害を抱える人数が増加している。

海淀区は大学43校、学生数約55・1万人を有しているが、長期にわたり、治療入院が必要な学生への医療機関紹介制度が整っていなかったという。海淀区大学心理健康サービス連盟は7カ所の大学心理相談センターを基礎とし、31カ所の社区衛生服務中心でサービスを提供するとしている。

~北京天津ジャピオン2017年06月05日号~

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