【北京9月10日】北京で最も古い地下鉄1号線沿線で9月10日（日）、安全対策のホームドアが全面的に設置された。

北京市交通委員会によると、8月に地下鉄2号線全線で導入されたのに引き続き、改造工事中の苹果園駅を除く全線で使用を開始。これにより北京市全19本の地下鉄路線にホームドアが設置されたことになる。

1969年に建設され、1971年より運営を開始した中国初の地下鉄路線1号線は、プラットホームの幅が狭く、同時にホーム地盤の強度もホームドアの重量を考慮して造られていなかったため、ホームドア設置工事は難度を極め、工事量も膨大だったという。プロジェクトには2年を要し、地下鉄正常運行の妨げにならないよう運行停止後の夜間3時間に工事が進められていた。

～北京天津ジャピオン2017年09月18日号～