6月18日(火)午前、北京市の空に出現した鱗雲の写真をあるネットユーザーが簡易ブログ(微博)に載せたところ、鱗雲が暗示する天気を巡りネットユーザーらのあいだで論争が巻き起こった。
写真を見たあるユーザーは「〝鱗雲が現れると雨だけでなく大風も吹く〟ということわざにあるように、この数日で天気が崩れ雨になる」とし、別のユーザーは「〝上空に鱗の斑が出たら、干している粟はひっくり返す必要はない(鱗雲が出ると快晴になる)〟ということわざ通り、この数日は高温になる」と、相反することわざを引き合いに出し見解が対立する結果となった。
北京市気象局高級エンジニアは、この二つのことわざは気候の地域性の特徴を表しているとし、一方は江南地域、もう一方は北方地域のもので、どちらも間違いではないとした。また、その他のユーザーが記した「鱗雲は地震雲だ」という意見に関しては、鱗雲は地震雲と何の関連もないとし、そもそも地震雲は観測されたこともなく、一種の伝説だとしている。
(6月19日)
~北京ジャピオン2013年6月24日号