「禁煙条例」実施から2年半経過 北京の喫煙者数は20万人減に

【北京1月12日】北京市人民政府新聞弁公室、北京市衛生和計画生育委員会は1月12日(金)、ニュース発表会の席上で、2015年6月1日より実施された「北京市禁煙条例」から約2年半で北京市の成人の喫煙率は22・3%、喫煙者数は約399万人と、約20万人減少したと発表した。

北京市衛生監督執法員が昨年、各種禁煙場所12万1621カ所にて検査を実施したところ、合格率が高かったのは医療機関、学校、ホテルの順だった。一方、同年に「12320」ホットラインが受理した喫煙に関するクレームは1万1662件で、クレームの多かった場所はオフィスビル、レストラン、住民ビルの通路で、それぞれ41・95%、25・99%、7・76%だった。

また、昨年9~11月に市内16区1227カ所の公共場所及びタクシー224台に対し覆面調査を行った結果、タバコの吸い殻が発見されたネットカフェ及びKTVは約2割、乗客に車内での喫煙を許可するタクシー運転手も約2割だった。

~北京天津ジャピオン2018年1月22日号~

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