【北京8月4日】最近、北京市食品薬品監督管理局と関連部門は、国内初となる飲食業界のトイレに関するガイドラインを発表した。
同ガイドラインは約40条の規定があり、「環境衛生制度の制定」や「食品処理区内にトイレを設置してはならない」といった基本的な要求以外に、客用トイレの外部・内部の環境、設備、清掃、消毒などの詳細を規定しているという。
トイレの外部・内部の環境においては具体的に、通気性を保ち、臭いや異臭がないこと、除臭のための通気設備があり、なおかつ正常に機能していること、適した照明があること、水漏れがなく乾燥が保たれていることなどが規定されている。
また、消毒時間と回数においては、普通の時間帯は60分に一度、食事客で混み合う時間帯には15分に一度、清掃の検査を行い、これを記録、トイレの全面的な消毒は1日に最低1回、蛇口、手すり、ハンドドライヤー、洗面所、通気口の消毒は1日に最低4回実施するよう規定している。
なお、中国最大の口コミ投稿サイト「大衆点評」では、消費者による評価項目のひとつとして「レストランの客用トイレ」の項目を増やす予定だとしている。
~北京天津ジャピオン2018年8月13日号~