北京、30年ぶりに4月の「春の雪」131便遅延など交通に影響も

【北京4月5日】北京市気象台は4月4日(水)15時45分、大雪ブルー警報を発令。この日は夕方から夜にかけて北京の広い地域で中~大雪が降り、5日(木)明け方にかけて次第に収束した。

上空の寒気と気圧の谷の影響を受けて降り出した雪は、4日22時までに全市平均で8・9センチの降雪量を記録した。降雪量が最も多かったのは延慶区西大庄科の16・3センチ。

気象部門によると、北京の「4月の雪」は過去12回観測されているが、直近が1988年なので、今回の雪は実に30年ぶりの「4月の雪」となった。ちなみに観測史上最も遅かったのは1959年の4月21日。

時ならぬ大雪で、一般道路の渋滞や高速道路の一部閉鎖、山沿いを走る路線バスの運行取りやめなど、交通機関にも大きな影響が出た。華北地域の空港では大規模な運行遅延緊急対応体制イエロー警報が発動され、北京首都国際空港では131便が出発遅延、17時の時点で8便が欠航した。

~北京天津ジャピオン2018年4月16日号~

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