【京津3月2日】最近、中国シェア自転車大手の「ofo」が自社アプリでデポジット(保証金)99元を150元分のコイン(ポイントサービスの一種)に交換するサービスを開始したことに対し、ユーザーから怒りの声が挙がっている。
このコインは同社の運営する「折扣商城(ディスカウントモール)」で使用できるもので、扱う商品は生鮮食品や酒・ドリンク類、化粧品など約40種類。一方で、大部分の商品がコインのみで購入できず、コイン+現金での支払いが必要となる。そのうえ価格もほかのecサイトより割高になっているという。
これに対し、ネット上にはユーザーからの「物は買いたくない、ただデポジットを返してほしい!」、「二度も騙されるのか!?」といった書き込みが溢れている。
国務院新聞弁公室が2月28日(木)に開催したニュース発表会の席上で交通運輸部副部長は、ユーザーの合法的な権利を保障するため関連運営企業のデポジット返金を督促することを表明。「ユーザーがデポジット返金を申請したら、企業は適宜、無条件で返金すべきだ」としている。
目下、「ofo」のデポジット返金を待つユーザー数は1000万人とされている。
~北京天津ジャピオン2019年3月11日号~