【北京10月19日】北京気象局によると、今年は気候の影響で紅葉シーズンが例年より少し遅れ、見ごろは10月初めから11月15日くらいにかけてとなる。
西城区の月壇公園には、明の時代に作られた「五壇」のひとつで天壇や日壇と並ぶ月壇がある。公園内にはたくさんのイチョウが植えられているほか、赤いカンポウフウと緑の松のコントラストも美しい。10月下旬~11月中下旬が見ごろ。
八大処公園は石景山東北部に位置し、山歩きをしながら紅葉を見るのにうってつけの場所。カエデやイチョウの他に、中国北部では珍しいカイノキも見られる。見ごろは10月20日~11月15日前後。
長城も紅葉鑑賞に最適なスポット。八達嶺長城はカンポウフウを始めとする5万株以上の木々で一面の赤に染まり、慕田峪長城では3キロに渡って続く紅葉が見事だという。また急峻な地形の上に築かれた司馬台長城では眼下に赤と黄色の絶景が広がる。いずれも見ごろは10月下旬くらいまでとなる。
平谷区の金海湖では、遊覧船やボートに乗って紅葉を楽しめる。また湖周辺には面塑人形、凧といった伝統工芸の体験コーナーや特産果物の展示即売などもあり、10月下旬~11月上旬くらいが見ごろとなる。
~北京天津ジャピオン2019年10月28日号~