北京ゴミ管理条例施行3カ月 個人の違法行為が全体の58%に

【北京8月3日】北京市城市管理委員会は8月3日(月)、「北京市生活ゴミ管理条例」施行から3カ月が経過したことを受け、記者会見を開いた。その席上で5月1日(金)~7月31日(金)までに、個人によるゴミ分別違法行為が3323件に上ったことを明かした。

北京市城市管理総合行政執法局副局長によると、同期間に生活ゴミの分別を担当する事業所18万6600カ所で検査を実施、このうち7.37%にあたる1万3900カ所で問題が見つかった。また、取り締まりの対象となったゴミ分別違法行為は合計6690件、このうち市民からの通報が多く、深刻な違法行為が99件、個人による違法行為は3323件だった。なお、取り締まりを受けた個人の比率は5月の34.04%から7月は58.20%に急増、個人に対する検査や処罰の強化をうかがわせた。区別でみると、ワースト3は房山、豊台、石景山区の順だった。

問題が見つかった区域は主に住宅街の周辺道路に集中しており、違法行為の内容は具体的に、ゴミ分別に則した収集容器にゴミを捨てない、勝手に投棄する、ゴミをまき散らかす、積み上げる、違法な建設廃棄物を捨てるなどだった。

~北京天津ジャピオン2020年8月10日号~

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