「書画の中の諸葛亮」特別展開幕 文化に触れる秋のイベント続々

【北京9月25日】北海公園の闡福寺天王堂、東配堂、西配堂で9月25日(金)から、特別展「万古雲霄―羽毛―書画中的諸葛亮」が開催されている。これは清朝から現代に至るまでの著名な書家や画家が、三国時代の名相・諸葛亮をモチーフに創作した作品全38点を展示するイベント。

この特別展は北海公園が近年行っている「翰墨北海」と呼ばれる書画の文化交流活動の一環として、諸葛亮を祀る成都武候祠との共催で開いたもの。

中でも必見なのが、清朝の画家・端秀臨による「漢諸葛武候像」。武候祠でも人気を集めるこの絵は端秀臨が拓本から模写したものと言われ、現在最も流布している諸葛亮の肖像画としても有名だ。

また中国園林博物館では「園説2―頤和園造営270周年文物特別展」が開かれている。ここでは頤和園、国家図書館、故宮博物院などが所蔵する文物398点が展示され、その6割近くが初公開である点も注目されている。

会場では頤和園の前身である清漪園の遺物や、瀋陽故宮博物院が所蔵する清朝画家・張若靄の「香山静宣園図冊」と方琮の「静明園図屏」、故宮で使われていたアメリカはデュリエ社の自動車なども見ることができる。

~北京天津ジャピオン10月12日号~

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