【北京3月22日】北京市公安局延慶分局は3月22日(月)、公式サイトにて、八達嶺長城で文化財破損行為を行った観光客3人を同日早朝に逮捕したことを発表した。
八達嶺特区弁事処は前日21日(日)夜、公式ウェイボー(微博)にて観光客3人が八達嶺長城の壁に文字を刻んでいたことを公表。違法行為はネットの動画により明るみになっていた。同処は即時に関連執法部門に通報、初期調査により21日13時頃、北三楼から北四楼の間で観光客が鍵などの鋭利な物を使用し、壁に名前を刻んでいたことが判明した。
3人は今後、「中国治安管理処罰法」の関連規定に基づき、処罰が下される。同法第63条の規定では、国家が保護する文化財、名所旧跡に対し、故意に掘り刻むなどの行為を行った場合、警告または200元以下の罰金、状況によっては5日~10日以下の拘留及び200~500元以下の罰金が科される。
~北京天津ジャピオン2021年3月29日号~