電信詐欺の被害者が低年齢化*春節前の時期は十分に警戒を

【北京1月12日】西城公安分局反詐中心(詐欺行為の通報センター)は最近、春節前の時期は電信詐欺が横行するため、十分な警戒が必要だとした。

同センターによると、ここ数年で電信詐欺の被害者が低年齢化しており、高齢者の被害が減少しているのに対し、35~50歳の被害が増加しているという。

この原因として、詐欺の手口が巧妙化し、詐欺師は警戒を解くために最初から金の話を一切持ち出さず、スマホの画面共有機能を起動させ、そこから個人情報を入手するという。

また、35~50歳の被害増加の原因として、経済的、社会的に自立し、自分には理性があると自信を持っているタイプに限って「自分が詐欺に遭うはずがない」と思い込むケースが少なくないという。

同センターでは派出所と連携し、詐欺被害を防ぐため1日約3000件の詐欺忠告・注意喚起の電話、約1800件の忠告ショートメールを配信している。

~北京天津ジャピオン2022年1月17日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP