生態環境違法行為は年間2万件*環境汚染への厳罰化続行へ

【北京3月21日】北京市生態環境局は最近、2021年の北京の大気、水、有害性廃棄物、建築などの生態環境違法行為は約2万件だったと報告した。

同局では昨年、大気、水、浄土、自然生態保護など11種60項目における取り締まりを実施し、各種の違法行為約2万2300件を取り締まっていた。また、昨年より開始した“1マイクログラム”キャンペーンに基づき、揮発性有機化合物(VOCs)工業企業、ディーゼル燃料車、非道路移動機械などを重点的な対象とし、PM2.5や浮遊粒子状物質濃度のランキングを基に厳格な取り締まりを実施していた。

このうち大気汚染に関する案件は5860件、自動車や船舶、ディーゼル燃料の基準超過が1.42万両、フォークリフト、エアコンプレッサなどの非道路移動機械が2219台で、行政処罰の罰金総額は1億4700万元に上っている。

生態環境違法行為の典型例として、オン・ボード・ダイアグノーシス(自動車の故障診断を行う装置)のエラーコードを手動で削除する、炎天下で塗装作業を行いながらも環境保護設備をほったらかしにする、検査測定で明らかに問題が判明しながらも偽の報告をする、などが挙がっている。

~北京天津ジャピオン2022年3月28日号~

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