アジア最大級の鉄道交通ハブ*「北京豊台」駅の新駅舎が完成

【北京4月12日】最近、「北京豊台」駅の新駅舎が完成し、まもなく開通する予定であることがわかった。

北京西南三環外にある「豊台」駅は、約3年半におよぶ建設期間を経て落成。元々は1895年に北京で最も早く建設された鉄道駅で、かつては華北地区の重要な交通網を担っていたが、1996年に竣工した「豊台西」駅が旅客輸送と貨物輸送のメイン主要駅に取って代わっていた。

新駅舎は地上4階、地下3階で、一部には中層階を設置。地上3階は高速鉄道のホーム、2階は乗客待合フロア及び普通快速列車のホーム、1階は普通快速列車のホームとなっている。なお、地下2階は地下鉄10号線への乗り継ぎが可能、将来的には16号線にも直結する。

駅構内には、伝統的な要素と現代的な要素を融合させた建築デザインやガラスのカーテンウォール、ETFEフィルムなどの新素材を採用。鐘楼、鼓楼のモザイク式壁画などを配置。また、エコロジーや環境への配慮も大きな特徴のひとつで、天窓などからの自然光による採光を最大限に活用し、ソーラーパネルを屋上に設置。ソーラーパネル発電により、毎年700万ワットの節電を見込んでいる。

~北京天津ジャピオン2022年4月18日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP