【北京11月15日】北京市十三陵林場管理所の四橋子分場管理ステーション関溝地区で最近、初めて国家二級保護動物の“ゴーラル”が観測された。
ウシ科ゴーラル属のゴーラルは、ヒマラヤ山系に分布するカモシカの仲間で、北京の“本土山羊”と称される。主に延慶区、門溝頭区などの辺鄙な山林に分布しており、断崖を軽やかに登ったり跳ねたりし、雑草や灌木の柔らかい根を主食とする。
同時に国家二級保護動物のベンガルヤマネコ、ミノキジも観測されている。
一方、延慶区にある官庁ダムでは最近、渡り鳥の観測開始から22年間で初めて国家二級保護動物の“アネハヅル”が観測された。
アネハヅルは世界の15種類の鶴の中でも一番小さく、頭部から胸にかけての青灰色が特徴。数万羽の渡り鳥が訪れる時期に見られるのは非常に稀だという。同地では中国に分布する9種類の鶴のうち、6種類が観察されている。
~北京天津ジャピオン2022年11月21日号~