【北京2月1日】頤和園の徳和園にて2月1日(木)、「祥龍賀歳-頤和園蔵龍紋題材文物(文化財)特別展」が開幕した。
同展では頤和園に収蔵されている玉器、陶器、書画、ホーロー製品、家具など66点の文化財を展示。それぞれに雲龍、団龍(龍を円形に描いた絵)、蟠龍(柱などに巻きついた龍)、穿花龍(花の間を這う龍)、海水龍、九龍などの龍紋が施されている。
中でも、清代に宮中で用いられた金や銀のメッキで龍を施した龍紋碗、朱の漆(うるし)塗りの長寿を寿ぐ箱、香木で作られた龍紋の杖など、貴重な生活用品を鑑賞できる。また、仁寿殿、排雲殿の前には銅製の龍や龍紋の彩画などもあり、 “辰(龍)年” の雰囲気を盛り上げている。
会期は4月7日(日)まで。法定休日・祝日を除き、月曜は休館。なお、入場時間は3月31日(日)までが16時半、4月1日(月)より17時半まで。
~北京天津ジャピオン2024年2月19日号~