「北京クィア映画祭」開催 日本映画、4作品を上映

北京市内で6月19日(水)~25日(日)、性的少数者を題材とした映像作品を集めた映画祭「北京酷兒影展(北京クィア映画祭)」が開催された。
2001年にスタートし、開催6回目を数える同映画祭に今回、日本人キュレーターの福永玄弥さんが参加。
大阪や京都で毎年行われている「関西クィア映画祭」の協力を経て、日本映画部門〝日本単元〟の設立が実現した。
〝日本単元〟では、昨年の「第34回ぴあフィルムフェスティバル」の審査員特別賞受賞作『あん、あん、あん』(イノウエカナ監督)など4作品を上映。
「関西クィア映画祭」の実行委員長でゲストとして来場したクィア(性的少数者)活動家・ひびのまことさんは開会式などの席上で、「中国と日本では性的少数者が置かれている社会状況は異なるが、互いに感情でつながっている。
これからもともに闘っていきたい」と述べた。
期間中は、中国をはじめ世界各国の短編を含む映像作品30作以上が上映された。
(6月25日)

 

~北京ジャピオン2013年7月1日号

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