12月1日(日)の「第26回世界エイズデー」を前に、北京市衛生局は11月28日(木)、市のHIV(エイズウイルス)の感染状況を発表した。
これによると、1985年~2013年10月末までのHIV感染者及びエイズ患者数の累計が、1万5183人に達したことがわかった。
市愛国衛生委員会副主任によると、今年の市のHIV感染者とエイズ患者を合わせた新規報告数は、2418人で、昨年より19%増加。
ここ5年の平均増加率は24.3%に達し、HIV感染の状況悪化が顕著となっている。
HIVの感染経路に関しては、性的接触が最も主要な経路で、今年は96.7%を占めるなど、07年の41.5%から大幅に上昇。
とりわけ、男性同士の性的接触による感染の割合が増えており、今年は69.1%だった。そのほか、60歳以上の高齢者の感染者数も増加中で、今年の感染者数は80人に達し、07年の17人をすでに大幅に上回っている。
なお全国では、今年の9月末までのHIV感染者とエイズ患者を合わせた新規報告件数は約7万人を数える。
(12月2日)
~北京ジャピオン2013年12月09日号