【北京10月24日】近頃、イトーヨーカドーの中国法人「華堂商場」が運営するデパート・華堂商場の西直門店が、今年12月1日(月)をもって営業を終了することが明らかになった。
同社は昨年の勁松店を皮切りに、今年4月に望京店、8月に北苑店を閉店している。
地元紙『北京晩報』の記者が10月23日(木)に西直門店を訪れると、多くの商品が半額となっており、大々的な閉店セールが行われていた。
店内はかなりの賑わいを見せており、店員などの話では、開店前から入り口で待つ客や、新たな特価品を目当てに毎日訪れる客もいるという。
「華堂商場」の相次ぐ閉店について専門家は、同デパートの商品のラインナップが若者から支持されなかったことなどが、原因ではないかとの見解を示した。
だが、中国における百貨店の不況は同社だけにとどまるものではなく、小売業界専門メディア「聯商網」の統計によると、中国では今年上半期だけで、12店の百貨店が営業を終了している。
~北京・天津ジャピオン2014年11月3日号