モチモチの讃岐麺
とある平日、午後2時。昼食のピークを過ぎたこの時間帯でも「吉田屋」は客足が絶えない。
リピーターに連れられやってきた中国人客、1人遅めの昼食をとる日本人客など、オープンから3カ月、すでに付近のビジネス客にとって馴染みの食事処という雰囲気が板に付いている。
吉田屋の魂である讃岐うどん。
そのツヤツヤと白く輝く麺は3種類の粉を独自配合し、モチモチの弾力を生み出す。
ダシは昆布や煮干など5種類の素材をブレンド、風味豊かでほのかな甘さが印象的だ。
本場の味とブレが出ないよう、自身も〝讃岐うどん修行〟をした吉田さんが毎日チェック、厳しい目を光らせる。
世界に一つだけの味
今回はこのうどんもセットになった「鶏鍋」がさらにお手頃価格に。
一見すると普通の水炊きのようだが、実は本場讃岐にもない、世界で一つだけのオリジナルレシピ。
ダシは鶏ガラスープにうどんダシをブレンド。
鶏は塩麹とうどんダシで一晩漬け込み、軟らかさをアップ。
このひと手間が、おいしさを生み出すのだ。
鶏肉と野菜を十分に堪能したら、さあお待ちかね、〆のうどんを投入!
噛むごとに優しいその味わいが、疲れた心にじんわり沁み込むよう。
明日へのエネルギーがチャージできる癒しの鶏鍋、今晩、早速試してみたい。
info
吉田屋
住所:北京市朝陽区建国路88号SOHO現代城C座低商2階
TEL:131-2148-6616(蘇・日本語可)
営業時間:11時~21時半(ラストオーダー)
席数:50席
予算:昼30元、夜60元~
~北京・天津ジャピオン2014年12月8日号