【北京5月31日】北京市高級人民裁判所は5月31日(火)、校内暴力犯罪審理状況を発表した。これによると、北京市の裁判所で審理された校内暴力犯罪案件は5年間で約200件、そのうち未成年による犯罪が62%を占めることがわかった。
統計によると、校内暴力犯罪のうち故意傷害罪、騒動挑発罪、集団暴行罪の3つが全体の78%を占め、そのうち被告側が複数、被害者が1人の案件が45%に上る。また、未成年犯罪の被告の大多数が男性で、被害者の大多数が在校生だとしている。
北京市高級人民裁判所副裁判長によると、犯罪が行われた場所は主に校内食堂、トイレ、学生宿舎など教師がいない場所で、原因や動機は、列に並ぶ、ぶつかる、口論、冗談などの日常茶飯事やメンツ問題など、感情的なもめごとだとしている。
~北京・天津ジャピオン2016年6月6日号~